しおんの独り言

東京の田舎の方に住んでる高校生。趣味や思ったあれこれについて書き留めていきます。

<連載第六回>V系バンドレビュー〜La'cryma Christi編〜

みなさんこんにちは、しおんです。今回はヴィジュアル系四天王の一つ、La'cryma Christiを紹介していきたいと思います。黒系バンド=V系とイメージされがちですが彼ら白系のバンドの魅力について迫っていきたいと思います。

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  • La'cryma Christiについて

La'cryma Christiは1997年にメジャーデビューしたバンドです。当時V系ブーム絶頂期ということもあり売れに売れMALICE MIZER、FANATIC CRISIS、SHAZNAと共にヴィジュアル系四天王としても知られています。当時の音楽業界ではGLAYラルクのツートップ状態でこのような爽やか系のバンドが売れたのもうなずけます。四天王の中には当時史上最短で武道館ライブを実現したpierrotや正統派名古屋系のLaputa、ROUAGEが入っていないあたり、当時の流行を垣間見ることができます。ですが、このラクリマ、流行に便乗しただけではなく、実力もハンパないです。ただのナルシシスト臭ムンムンの中身のない今のV系とは違い、ボーカルTAKAの聴いてて気持ちの良い伸びのあるハイトーンボイス、TAKAのディストーションサウンドとKOJIの包み込むようなクリーンのギターそしてそれを支えるリズム隊。キリストの涙というバンド名の通りの世界観をこれだけの楽器で確立しているところがすごいです。

私の好みとしてはhideや黒夢といったハードなバンドが好きなのですがこのラクリマはハードさに疲れた時に聴きたくなるそんなバンドです。

では、そのキリストの涙のオススメの曲を2曲紹介したいと思います(笑)

 

  • With-you

イントロのTAKAの妖艶な語りパートから弾けるように曲が始まっていく・・・これです!これですよ!!!!そんでもって温かみのある歪んだギターが織りなすメロディラインが完成された芸術品のようで素晴らしい。ラクリマというバンドをまさに体現している曲だと言えるでしょう。サビの『もう君なしじゃ生きられない so気付いてた いつからだろう』ってとこを聴いていると大好きだったあの人を思い出す・・・そんな感じがします。川村まや、なつめ愛莉、みづなれい・・・うーん・・・

動画を貼っておくので是非、見てみてください。

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それにしてもHIROのロン毛かっこいいですね。自分もあのくらい伸ばしてみたいですほんと(笑)

 

  • Poison Rain

この曲はいつものおっとりとしたラクリマとは一味も二味も違う曲になっています。どちらかというとハードロック寄りになっています。ハードロック寄りといっても根底の音の世界観はあくまでもラクリマであり、同じギターの歪みであってもLOUDNESSVersaillesのような攻撃的な歪みではなく包み込むような優しさがあるのが特長です。

ハードロック調なのでメインはディストーションを効かせたHIROのギターなのですが一番の聴きどころはKOJIの味わい深いクリーンのギターソロです。曲はいつもと違うのにこのKOJIのソロを聴くだけでラクリマを聴いてるなという気にさせられます。このギターソロがあるからLa'cryma Christiなのです

動画を貼っておくので見てみてください。

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自分はずっとこの動画を見て思っていたのですが、TAKAってDAIGOにめちゃくちゃ似てません?(笑)

 

いかがだったでしょうか。今回は四天王の一つ、La'cryma Christiを紹介させてもらいました。これをきっかけに気になって聴き始めてくれたら幸いです。

それでは、この辺で。

 

<連載第五回>V系バンドレビュー〜Janne Da Arc編〜

みなさんこんにちは、しおんです。ほんと最近更新が不定期ですいません。というのも自分がV系に対してにわかなものでなかなかネタが思いつかないんですよね(笑)

そんなんでこんな感じなんですがまあよろしくお願いします。

さて今回ご紹介するバンドはJanne Da Arcです。

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このバンドはV系を知らないという方でもご存知だと思います。実はアニメブラックジャックやワンピースの主題歌を歌ってるバンドがこのJanne Da Arcなんですね。

それではバンドの紹介に入りましょう。

 

Janne Da Arcは1999年にメジャーデビューしたバンドです。同じ中学にいたyasu、ka-yu、youの3人で結成された「結膜炎」というバンドが前身になっています。このバンドは元々Xのコピバンでメイクが濃いのが特徴でした。その後現在のメンバーで活動を始めるのですが、ギターのyouとキーボードのkiyoはメイクをするのに抵抗がありました。ですがメジャーデビューの頃には一番メイクにこだわるようになりました。やっぱV系好きなんすね^〜

そして1999年、「ヴィジュアル系バンドの最終兵器」というキャッチフレーズでメジャーデビューします。その後は快進撃を続けるも2007年に活動休止を宣言。その後はメンバーそれぞれがソロ活動を続けています。

それでは私のオススメする2曲を紹介したいと思います。

 

  • RED ZONE

記念すべきJanneのデビュー曲です。この曲を初めて聴いた時はすごくびっくりしました。Janneっていったらブラックジャックの大人しい曲でしょってイメージしかなかったのでその思い込みを思いっきりぶっ壊されました。メロディアスなギターから始まりそこにシンセが乗っかってくる。シンセですよシンセ。「プロデューサーさん!シンセですよシンセ!」

大事なことなので二回言いました。いやシンセでバンドなんてそれこそレベッカやらTM NETWORKみたいな80's臭バリバリのバンドしかないだろうなと思ってましたからね。でもJanneは違うんですよ。古くないんですよ。ある種洗練されたスタイリッシュな感じに仕上がっているんです。ここら辺は流石ヴィジュアル系の最終兵器なだけはありますね。youのギターを下地にkiyoのシンセがファンファン絡みつきそこにyasuのハイトーンボイスが突き抜けるように抜けていく。もう素晴らしい通り越して涙ですよこんなん。まあバンドメンバーの衣装がどれもダサいってのはありますけどそれを差し引いてもかっこいいです(笑)

話がそれてしまいましたね(笑)ギターソロは今まで曲の下地だったyouが一転攻勢、タッピングで一気に主役までのし上がります。とまあこの曲はじわじわ盛り上がってきてソロで一気に爆発させるV系の王道みたいな曲です。

いつものように動画を貼っておくので是非見てみてください。

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  • ダイヤモンドヴァージン

日本人はよくシンセが好きって言われますけどこの曲はそんな日本人のためにあるような曲です。シンセマシマシギターカラメ!って気分になったら真っ先に私はこの曲をお勧めします(意味不明)

イントロのしっとりしたシンセパートからyasuのエッロい歌に入りアドレナリンはもう垂れ流し、そしてサビ前の『生きている 喜びと 痛みを 刻み込んでくれ』ってとこからじわじわと曲調がヒートアップしていってついにサビで悶絶!!もうたまりませんよほんと。歌詞はまあyasuがエロいってだけで心に響くとかそういうのはないんですけどメロディもたまらなくエロいのがJanneなんですよね。なんか言葉で説明しても伝わりにくいんでとにかく聴いてみてください。

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いかがだったでしょうか。今回はJanne Da Arcを紹介させていただきました。正直自分ABC大っ嫌いなんではやくJanne再結成して欲しいですはい。

それでは、この辺で

<単発>hide Birthday Party 2016 突撃レポ!

みなさんこんにちは、しおんです。今回は突撃レポということで12月11日に川崎クラブチッタで行われたhide Birthday Party 2016のまとめ記事的なものを書いていきたいと思います。まあまとめって言っても他の方とは違って記憶が曖昧な部分があるのでいくつかのバンドをかいつまんでご紹介できたらなと思います。

 

これが今回のハコの写真です。早速CHIROLYNさん(hide with Spread Beaver)のコスをした方がいますね(笑)他にもみなさんいろんな時期のhideさんのコスプレをしていてそれを見てるだけでも面白かったです。

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そして中に入るとこんな感じです。

会場内のいたるところにおっきなhideさんがいてまさにhide一色でした。

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さて、それでは肝心のバンドの感想に移りますね。まずはこちら。

  • DALLE

このバンドは、元MALICE MIZERのkoziが中心となって結成されたバンドです。自分は一応ギャのつもりではいるのでkoziさんの名前は知っていたのですが、どんな音楽をやるのかは知らず、ピエロみたいな格好してた彼がどんなスタイルでくるのかとすごく楽しみにしていました。

みた感想としては、「これがワイの探し求めてたV系や・・・」

って感じですね。いきなりシャウトしつつ妖艶な雰囲気を残したDOUBTから始まり曲の名前はよく分からなかったのですがどれも90年代V系のダークさを残してたよさみ深い曲ばかりでした。ボーカルのryoさんの歌唱力はもちろん、何より見た目がやばかったです。何がやばいってもうあの90年代から舞い戻ってきたかのような髪型とメイクだったんですよ。口で説明するのは難しいんですけどしいて言うなら、デビューして間もない頃のLaputaのakiってとこですかね。とにかくあの懐かしさはたまらんでした、、

 

  • DJ-INA

言わずともしれたhideの盟友、そしてX JAPANのマニピュレーターのINAちゃんです。彼はhide関連のイベントではDJスタイルでやるんですが今回も熱かったです!「今回も」というのは以前hide MLJ2016でも拝見させてもらってるんですね。まあそんな事はどうでもよくて、とにかく楽しめました。幕が上がると同時にCELEBRATIONが流れ始め会場は徐々に熱気を増していき、そして会場のテンションがMAXになった時桃知みなみちゃんとDJ-キャン・タマコちゃんが出てきて一緒に子ギャルを踊りあーもうめちゃくちゃだよ(褒め言葉)

そして会場がテンションMAXでわけわかんなくなってきた時にBeauty&Stupidが流れ出しここでINAちゃんが「ステージに上がれ!!」と言い出して前列の方々が続々上がりだしみんなで踊りだすっていうカオスっぷり。hideは過去にコギャルやストリッパーをステージにあげてましたがまさかオーディエンスが上がるとは思ってもいませんでした。

いろんなバンドがいましたがこのINAちゃんのコーナーが一番記憶に残っていて楽しかったですね(笑)

 

他にもいろいろな素晴らしいバンドがあるのですが、どちゃくそ長くなりそうなのでここら辺にしておきます。出演バンドの感想は僕のTwitterにあるので是非読んでみてください。

それでは、今日はこの辺で!

 

<連載第四回>V系バンドレビュー〜hide編〜

みなさんこんにちは。しおんです。最近更新が不定期になってしまい申し訳ありません。というのも、ここ一週間テスト期間で思うように執筆時間が取れませんでした。お兄さん許して!

さて、今回紹介するバンドは私が一番尊敬しているhideです。バンドというかアーティストですね(笑)。

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<連載第三回>V系バンドレビュー〜DIAURA編〜

みなさんこんにちは。しおんです。記事の更新が遅くなって申し訳ありません。

さて今回はこの連載も三回目ということで、前回前々回と超有名(界隈内)バンドを紹介させていただいたので今回はちょっとマイナーな今ドキのV系バンド、DIAURAを紹介させていただきます。紹介といっても私自身、最近このバンドにハマりだしまして全然知らないのでおすすめの曲があったりしましたらどんどんコメント欄、私のTwitterにじゃんじゃん送ってください(笑)

 

  • DIAURAとは

DIAURAは2010年にボーカルのyo-kaとギターの佳衣が中心となって結成されました。

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このV系あるあるをぶち込んだビジュアル、たまらんですよね!!

コンセプトは「独裁」でファンは「愚民」と呼ばれるのが特長です。私自身VJSの三日目に参戦してDIAURAを生で見たのですが、愚民って呼ばれてゾクゾクしちゃいました(笑)。

バンドメンバー自体が90年代V系バンドから大きな影響を受けていて四天王世代の方が聴いたら思わずニヤリとすること間違い無いです。というのもyo-kaがpierrot、佳衣がLaputa、ドラムの達也がLUNA SEAからそれぞれ影響を受けていてまさにパーフェクトセルといったところでしょうか(笑)。

yo-kaの歌い方を注意深く聴いているとやはりキリト(pierrot)を意識しているのがよくわかります。ライブでのくねくねした動きとかもそっくりで思わずにやけてしまいました。

先ほども書いたように他のメンバーもいろんなV系の影響を受けているんですが、丸パクリするのではなく今のV系シーンにあった曲を作っています。

ですが、このV系シーンにあった曲を作っているということは言い換えれば昔のトップにいたバンドに比べて特長がないということでもあります。まあこれはネオV系ブームから始まったV系の衰退にともなって寂しいことではありますが仕方ないでしょう。

そもそも第一次V系ブームが終わり、V系というものが「化粧をしていて、暗い世界観の曲をねっとりとした声で歌う」と定義付けられてしまったの衰退のそもそもの原因だと思います。元々V系というのは自分たちの音楽を自分たちにしかない表現方法で表すために独特なメイクをしていたのに、その「独特」が定義付けられてしまったら当然市場に出てくるバンドはみな似通ってしまいます。私自身としてはそういった風潮がなくなって、昔のような個性あふれるバンドが出てくれるのを祈っています。

話がそれてすいません。それではDIAURAの楽曲について紹介していきたいます。

 

  • 楽曲について 

DIAURAは先ほども少し書きましたが90年代V系バンドの影響を大きく受けているのが特長です。ダークな世界観、ディストーションのかかったギター、メタル調のフレーズといったベーシックなV系バンドです。そのDIAURAの曲を最近聴き始めたにわかの私が二曲厳選していい曲を選んだのでみなさん聴いてみてください。

 

  • メナス

この曲を初めて聴いた時、とにかくイントロのベースがエロいなと思いました。ベースがエロい曲はいい曲ですこれ絶対。あと曲自体がとてもリズミカルで聴いててテンションがあがるのも好きなところです。歌詞自体は厨二病こじらせた感あって別に印象に残ったりはしてないんですけど、yo-kaの髪型がイナズマの時のhakuei(penicillin)に似てるなあって思いました。

下に貼っておくのでみなさん是非聴いてみてください。pv序盤のデジタルな感じの演出がps4のbf4の戦車の画面みたいなのはすごく笑いました。

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  • 赤い虚像

この曲はとにかくテンションが上がります。アドレナリンがドバーッと出て気持ちがいいです(笑)。イントロのデスボとヘドバンしてくれと言ってるようなギター、ほんとに最高です。メナスと同じように歌詞は産廃みたいなもんですけどライブで聴いたらとても盛り上がること間違いなしです。

動画を貼っておくのでみなさん是非聴いてみてください。Dirとか聴いてた方々ならハマること間違いなしです。

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<連載第二回>V系バンドレビュー〜LUNA SEA編〜

みなさんこんにちは。しおんです。今回もまたV系バンドレビューということでやっていきたいと思います。

今回ご紹介するバンドは90年代のV系メジャーシーンにおいて、Xと対をなすバンド「LUNA SEA」です。

 

LUNA SEAは1989年にINORANとJを中心に結成されたヴィジュアル系ロックバンドです。まだヴィジュアル系というジャンルの確立をし、後発バンドに大きな影響を与えた事でも知られています。

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  • 楽曲について

 LUNA SEAはインディーズ時代とメジャーデビュー後のバンドのスタイルが大きく違うのが特長です。特にRYUICHIはインディーズ時代は腰まで届きそうなロングヘアで喉を枯らすように歌うスタイルでしたがメジャーデビュー後は髪も短く切り青年実業家みたいな風貌でねっとりと絡みつくような歌い方になりました。

ギターのSUGIZOはとても攻撃的で突き抜けるようなギターサウンドが特長で彼の持ち味でもある強いディレイとサスティナーはLUNA SEAの楽曲にはなくてはならないものです。

下手のギター担当のINORANは沁みるようなアルペジオが特長です。自らギターソロを弾くことはあまりないものの、彼の複雑で奥深いアルペジオはギターをやってる人には是非一度は聴いてもらいたいです。

ベースのJは、どちらかというとRYUICHISUGIZOといった華美なルックスのメンバーが多い中でとてもパンクな格好をしているのが特長です。また、作る曲も他のメンバーとは違いストレートなロックが特長です。

ドラムの真矢はとても迫力のあるドラムサウンドが特長です。自分のドラムサウンドを追求していくうちに、「体が細いといい音が出せない」と言って自らヴィジュアルを捨てて音を追求した実力派ドラマーです。

そんなLUNA SEAのオススメ曲を活動期を通して2曲紹介していきたいと思います。

この曲は1991年にリリースされた1stアルバムのLUNA SEAに収録されている1曲です。初期LUNA SEAの特長を全てぶち込んだダーク観マシマシ、いやチョモランマな1曲です。

そしてこの曲1番のポイントはなんといってもドラムが生きているところですね。ドラムがメロディアスなんですよ。聴いていて気持ちよくなれるそんな曲です。

動画を貼っておくので是非みなさん聴いてみてください。「真矢のドラムは絶え間なく爆発する花火みたい」とコメントしている方もいますがまさにその通りだと思います。特にドラムソロの力強く、躍動感あるドラムは必見です。

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  • TONIGHT

この曲はLUNA SEAが終焉(解散)した2000年にリリースされた曲です。Jが作曲のこの曲は他のLUNA SEAの曲とは違い、ストレートな歌詞とキャッチーなメロディが特長の1曲です。「奪いに行こう 欲しい物なら 夜空に散った あの星さえも」という歌詞がJらしく真っ直ぐな感じでとても好きです。メロディもINORANのリフを土台にSUGIZOがアグレッシブに攻めていきそれを支えるJと真矢。まさにロックバンドの王道とも言っていい曲ではないでしょうか。

V系特有のまとわりつくような濃い世界観もないこの曲はV系にハマりだした人、またV系を知らない人にもおすすめできるそんな1曲です。

動画を貼っておくのでみなさん是非見てみてください

youtu.be

 

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<連載第一回>V系バンドレビュー〜X JAPAN編〜

みなさんこんにちは。しおんです。今回から複数回に分けていろいろなV系バンドを紹介していこうと思い今回がその記念すべき?第一回です。

第一回目ということでV系の元祖とも言われているX JAPANを紹介していきたいなと思います。

X JAPAN、旧名Xは1989年にメジャーデビューしたロックバンドです。髪を逆立てた派手なルックスは後発のV系バンドに大きな影響を与えました。とまあ、ここまで書いてきましたけどV系のファンならこんなの常識ですよね(笑)。なのでここでは基本的なデータは省略してXの音楽について純粋に紹介していきたいと思います。

 

  • 楽曲について

Xはデビューしてから解散、再結成するまで様々な曲を出していきました。そして時期によって全く別のバンドと言っていいほど世界観は多様です。ここでは、Xの活動期を通しておすすめしたい楽曲を2曲紹介していきたいと思います。

 

 

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     Sadistic Desire

この曲は元々HIDEがギターを勤めていた横須賀サーベルタイガーというバンドのSADISTIC EMOTIONという曲をYOSHIKI作詞でリメイクしたものです。メタルメタルしたドラムとギターにTAIJIの力強いベースが乗っかっていてとても聴いていてテンションがあがる一曲です。イントロのYOSHIKIのドラムからのToshlの掛け声でギターが入ってくる。もうアドレナリンマシマシですよ(笑)。

そしてこの曲一番のポイントと言ったらやはりTAIJIのベースソロでしょう。 HEATHにはないテクニカルなベースソロと聞き応えある力強い低音。正直今のXは物足りないってくらいTAIJIのベースソロは凄いです。上手いのはもちろんなんですけど、聴かせるベースなんですよね。本来土台となるベースが主役になる。彼のベースプレイは主役なんですよ。

そしてもう一つはサビの楽器隊のコーラスですかね。初めてこの曲を聴いた時HIDEの「I'm seized with it」ってところがかっこよすぎて初めて聴いた時悶絶した記憶があります(笑)。

ここに動画を貼っておくので是非見てみてください。TAIJIの帽子がめちゃくちゃかっこいいです(笑)。

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  • DRAIN

この曲は1996年発売のDahliaというアルバムに収録された一曲です。このDahliaというアルバムはいろいろ曰く付きのアルバムで、前作のART OF LIFEから5年後の発売というとても長い期間を経ています。そしてアルバム収録10曲のうち6曲がシングルカットされていて、実質後期X JAPANのベストアルバム的なアルバムになっています。ですから、これからXを聴くといった方はまずこのアルバムを購入されるのをおすすめします。

さて、少し話がそれてしまいましたがこの曲の話に戻りましょう。この曲の一番の特徴はリズムトラック、つまりドラムが打ち込みという点です。そのためYOSHIKIが作曲する曲とは大きく雰囲気が異なっています。そしてギターパートはHIDE一人が全て弾いているためPATAもレコーディングに参加しておらず、ToshlとHIDEとHEATH三人による楽曲です。

曲としてはX特有、というかYOSHIKI特有のメンヘラっぽさが全くなく全体的にスタイリッシュにまとまっています。ヘヴィメタルが基本コンセプトのXではかなり異端と言っていいでしょう。特に打ち込みのリズムにHIDEのガリガリしたギターの音が乗る様はまさにHIDEが作った「サイボーグロック」です。

この曲とソロアルバムPSYENCEに収録されているPOSE、DAMAGEを聴くとHIDEのやりたい音楽が見えてくると思います。

ここに動画を貼っておくので是非見てみてください。歌詞が絶妙に厨二くさくてたまらんです(笑)

youtu.be

 

とまあ私がおすすめする2曲を紹介させていただきました。普段皆さんが耳にする紅やX と言ったメジャーなものは外してみましたがいかがでしょうか?Xは他にもいろいろいい曲がたくさんあるので是非聴いてみてください!

それでは、この辺で。