<連載第一回>V系バンドレビュー〜X JAPAN編〜
みなさんこんにちは。しおんです。今回から複数回に分けていろいろなV系バンドを紹介していこうと思い今回がその記念すべき?第一回です。
第一回目ということでV系の元祖とも言われているX JAPANを紹介していきたいなと思います。
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X JAPANとは
X JAPAN、旧名Xは1989年にメジャーデビューしたロックバンドです。髪を逆立てた派手なルックスは後発のV系バンドに大きな影響を与えました。とまあ、ここまで書いてきましたけどV系のファンならこんなの常識ですよね(笑)。なのでここでは基本的なデータは省略してXの音楽について純粋に紹介していきたいと思います。
- 楽曲について
Xはデビューしてから解散、再結成するまで様々な曲を出していきました。そして時期によって全く別のバンドと言っていいほど世界観は多様です。ここでは、Xの活動期を通しておすすめしたい楽曲を2曲紹介していきたいと思います。
この曲は元々HIDEがギターを勤めていた横須賀サーベルタイガーというバンドのSADISTIC EMOTIONという曲をYOSHIKI作詞でリメイクしたものです。メタルメタルしたドラムとギターにTAIJIの力強いベースが乗っかっていてとても聴いていてテンションがあがる一曲です。イントロのYOSHIKIのドラムからのToshlの掛け声でギターが入ってくる。もうアドレナリンマシマシですよ(笑)。
そしてこの曲一番のポイントと言ったらやはりTAIJIのベースソロでしょう。 HEATHにはないテクニカルなベースソロと聞き応えある力強い低音。正直今のXは物足りないってくらいTAIJIのベースソロは凄いです。上手いのはもちろんなんですけど、聴かせるベースなんですよね。本来土台となるベースが主役になる。彼のベースプレイは主役なんですよ。
そしてもう一つはサビの楽器隊のコーラスですかね。初めてこの曲を聴いた時HIDEの「I'm seized with it」ってところがかっこよすぎて初めて聴いた時悶絶した記憶があります(笑)。
ここに動画を貼っておくので是非見てみてください。TAIJIの帽子がめちゃくちゃかっこいいです(笑)。
- DRAIN
この曲は1996年発売のDahliaというアルバムに収録された一曲です。このDahliaというアルバムはいろいろ曰く付きのアルバムで、前作のART OF LIFEから5年後の発売というとても長い期間を経ています。そしてアルバム収録10曲のうち6曲がシングルカットされていて、実質後期X JAPANのベストアルバム的なアルバムになっています。ですから、これからXを聴くといった方はまずこのアルバムを購入されるのをおすすめします。
さて、少し話がそれてしまいましたがこの曲の話に戻りましょう。この曲の一番の特徴はリズムトラック、つまりドラムが打ち込みという点です。そのためYOSHIKIが作曲する曲とは大きく雰囲気が異なっています。そしてギターパートはHIDE一人が全て弾いているためPATAもレコーディングに参加しておらず、ToshlとHIDEとHEATH三人による楽曲です。
曲としてはX特有、というかYOSHIKI特有のメンヘラっぽさが全くなく全体的にスタイリッシュにまとまっています。ヘヴィメタルが基本コンセプトのXではかなり異端と言っていいでしょう。特に打ち込みのリズムにHIDEのガリガリしたギターの音が乗る様はまさにHIDEが作った「サイボーグロック」です。
この曲とソロアルバムPSYENCEに収録されているPOSE、DAMAGEを聴くとHIDEのやりたい音楽が見えてくると思います。
ここに動画を貼っておくので是非見てみてください。歌詞が絶妙に厨二くさくてたまらんです(笑)
とまあ私がおすすめする2曲を紹介させていただきました。普段皆さんが耳にする紅やX と言ったメジャーなものは外してみましたがいかがでしょうか?Xは他にもいろいろいい曲がたくさんあるので是非聴いてみてください!
それでは、この辺で。