<連載第二回>V系バンドレビュー〜LUNA SEA編〜
みなさんこんにちは。しおんです。今回もまたV系バンドレビューということでやっていきたいと思います。
今回ご紹介するバンドは90年代のV系メジャーシーンにおいて、Xと対をなすバンド「LUNA SEA」です。
- LUNA SEAとは
LUNA SEAは1989年にINORANとJを中心に結成されたヴィジュアル系ロックバンドです。まだヴィジュアル系というジャンルの確立をし、後発バンドに大きな影響を与えた事でも知られています。
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楽曲について
LUNA SEAはインディーズ時代とメジャーデビュー後のバンドのスタイルが大きく違うのが特長です。特にRYUICHIはインディーズ時代は腰まで届きそうなロングヘアで喉を枯らすように歌うスタイルでしたがメジャーデビュー後は髪も短く切り青年実業家みたいな風貌でねっとりと絡みつくような歌い方になりました。
ギターのSUGIZOはとても攻撃的で突き抜けるようなギターサウンドが特長で彼の持ち味でもある強いディレイとサスティナーはLUNA SEAの楽曲にはなくてはならないものです。
下手のギター担当のINORANは沁みるようなアルペジオが特長です。自らギターソロを弾くことはあまりないものの、彼の複雑で奥深いアルペジオはギターをやってる人には是非一度は聴いてもらいたいです。
ベースのJは、どちらかというとRYUICHIやSUGIZOといった華美なルックスのメンバーが多い中でとてもパンクな格好をしているのが特長です。また、作る曲も他のメンバーとは違いストレートなロックが特長です。
ドラムの真矢はとても迫力のあるドラムサウンドが特長です。自分のドラムサウンドを追求していくうちに、「体が細いといい音が出せない」と言って自らヴィジュアルを捨てて音を追求した実力派ドラマーです。
そんなLUNA SEAのオススメ曲を活動期を通して2曲紹介していきたいと思います。
- BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー
この曲は1991年にリリースされた1stアルバムのLUNA SEAに収録されている1曲です。初期LUNA SEAの特長を全てぶち込んだダーク観マシマシ、いやチョモランマな1曲です。
そしてこの曲1番のポイントはなんといってもドラムが生きているところですね。ドラムがメロディアスなんですよ。聴いていて気持ちよくなれるそんな曲です。
動画を貼っておくので是非みなさん聴いてみてください。「真矢のドラムは絶え間なく爆発する花火みたい」とコメントしている方もいますがまさにその通りだと思います。特にドラムソロの力強く、躍動感あるドラムは必見です。
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TONIGHT
この曲はLUNA SEAが終焉(解散)した2000年にリリースされた曲です。Jが作曲のこの曲は他のLUNA SEAの曲とは違い、ストレートな歌詞とキャッチーなメロディが特長の1曲です。「奪いに行こう 欲しい物なら 夜空に散った あの星さえも」という歌詞がJらしく真っ直ぐな感じでとても好きです。メロディもINORANのリフを土台にSUGIZOがアグレッシブに攻めていきそれを支えるJと真矢。まさにロックバンドの王道とも言っていい曲ではないでしょうか。
V系特有のまとわりつくような濃い世界観もないこの曲はV系にハマりだした人、またV系を知らない人にもおすすめできるそんな1曲です。
動画を貼っておくのでみなさん是非見てみてください
いかがでしたでしょうか。今回はV系の王道バンドLUNA SEAを紹介させていただきました。
それでは、この辺で